2013年8月25日日曜日

「大阪夏の陣」

この週末はスノーハープてアラフェスタU-12の本部担当として過ごしていました。
たまにしか観れない5・6年生の成長した姿が観れた事、1年に一度しか会えない県外チームスタッフの懐かしい顔にとても充実した日々となりました。
時を同じくして大阪でも熱い戦いが繰り広げられていました。
あえて実名でご報告させて頂きます。
現在大学2年生の中村築君、
アラグランデを卒業後高校まではサッカーをやっていましたが、その高校ではフットサルも両立してやっており、フットサルの選手として大阪成蹊大学へと進学しました。
この週末に大阪で行われた、全日本学生フットサル選手権に関西地区大会を勝ち抜いて出場しました。
2年生ながら主力選手として参加している築(以下呼び捨て)は2日で3試合の予選リーグ、金曜の1試合目は2得点の活躍で快勝、土曜日の1試合目チョットびみょ~な判定でイエロー2枚で退場処分。
その後追い上げられるもなんとか1点差で辛勝。
リーグ最終戦は2勝同士の対戦。
勝てば決勝トーナメント進出、引き分けても2位グループの中からワイルドカードで決勝トーナメント進出、負ければ予選敗退となる試合です。
前試合で退場となっていた築はスタンドからの応援です。
試合の結果は・・・、
2-6という大差での敗戦となってしまいました。
悔しいでしょう、無念でしょう。
でもこの大会が彼を一段上へと成長させてくれるでしょう。
先ほど応援に行っていたご両親が白馬に帰って来て電話くれました。
色々話しながら考えてました。
僕が素人眼で観ていた感じですが、今まであれ程にあんな風に成長した選手を観た事がありません。
彼には失礼だと思いますが彼が6年生の頃はそれはもう普通以下の以下って感じでした。
ジュニアユースに上がった彼は徐々に、劇的に進化していきました。
もちろんコーチの指導力もあったでしょう、しかしそれ以上に彼を成長させたのはある一つの要因だと私は思っています。
それは「サッカーが好き」という事です。
「サッカーが好き」という子は大勢観て来ました。
しかし彼は他の人よりもっと「サッカーが好き」でした。
暇さえあればいつもボールを蹴っていました。
試合でもおそらく誰よりも長い距離を走っていました。
到底勝てるような相手ではない相手でも決して負けるつもりで試合に入ってはいませんでした。
相手の強さ・上手さを認めて常にすべての人・環境をリスペクトしていました。
これらの事は簡単そうでも早々出来る事ではありません。
ましてや彼はそれを意図的にやっていたわけではなく、自然にやっていただけです。
彼のプレースタイルはとても
丁寧です。
アクロバティックなプレーや圧倒的なフィジカルを持っているわけではないのですが、基本に忠実なプレーというのでしょうか、とにかく周りがやりやすいのだと思います。
ウチの次男とは3年違いなんで一緒にやっていた時期はありません。
次男が中3の時でしたか、築が夏休み中で県外のチームとトレーニングマッチに飛び入り参加しました。
その時の次男の一言を今でも覚えています。
「メチャクチャやりやすかった、好き放題できた」って。
こういう事なんだと思います。
周りがフィットしやすいプレイヤー、周りにフィット出来るプレイヤー。
フットサルはキーパー含めて5名です、コートの中には4人だけです、その4人で守り攻撃しゴールを奪わなければなりません。
相手にボールを奪われるとそのまま一気にピンチとなります。
つまりマイボールをシュートまで持って行くことが前提になるのでスイッチをいれるまではまあ入れてからもシュートまでは丁寧なプレーが大切になります。
しかもフットサルは交代が自由ですから選手同士の意思の疎通・連携力が大事です。
彼の持つスキルがフットサルに活かされているのは間違いありません。
小さい頃から大人に対してしっかりと話が出来る奴でした。
そういうところウチの子とは根本的に出来が違います。
まだ2年生ですからまだ来年も再来年もあります。
今度は絶対に観に行く! 
みんなの、いえ私も知らないところでアラプレイヤーが日々戦っています。
そして日々成長しています。
全てのアラプレイヤー・アラファミリーに感謝。
    「中村築 #6」