2013年5月5日日曜日

「怪我」

毎日のようにサッカーをしていれば怪我というものが常につきまといます。
怪我といっても様々で切傷・擦過傷等の外部的なもの、捻挫・骨折・肉離れ(筋肉損傷)等の内部的なものがあります。
完治まで時間がかかるのはこの内部的な損傷です。
内部的なものでもプレー中に明らかな外力によって組織が損傷した「外傷」と繰り返し過度の負担が積み重なり、痛みを主とした慢性的に症状が続く「傷害」があります。
病気や怪我というものは、診断した医師によって治療法等に違いがあるのが現実です。
それ以前に怪我した本人や親やスタッフの怪我の見極めが大切です。
ここからはウチの次男が怪我をした時の経験や友人から聞いた話など、個人的な感想などが入りますのでご理解のほどを。
ウチの2人の息子もそれなりの怪我はしてきました。
次男はサッカーではないところで怪我をしましたが、手術が必要なものでした。
この時訪れた病院はスポーツ整形外科と言われるところでした。
普通の整形外科とスポーツ整形外科とは何が違うのでしょうか。
私的に解釈しますと、整形外科は怪我をする前の通常の生活に戻ることを目的としますが、スポーツ整形は怪我をする前のスポーツの現場に戻ることを目的とするのだと理解してます。
スポーツ整形の医師はスポーツに対する理解度が深く、アドバイスやリハビリも復帰に向けてのアドバイスに違いがあると思います。
リハビリでは筋力のつけ方、トレーニング方法まで事細かに指示されました。
ちなみに次男を診断・手術して下さった医師はあるプロサッカークラブのチームドクターの方でした。
ですが小学生や中学生はサッカーが中心の生活ではありませんので一概にスポーツ整形の方が良いとは限らないと思います。
次男の怪我はもう一つ大きな別の損傷の可能性もありました。
整形の医師はそちらの手術も必要との見解を示しました。
しかし先のスポーツ整形の医師はとりあえずピッチに復帰してその損傷が手術が必要になったらその時にやりましょうと言いました。
メスを入れる事をなるべく避ける判断をする事が多いように感じました。
つまり怪しいから治しておきましょうとやれるようにしてダメになったらまた考えましょうとの違いでしょうか。
どちらも正しいと思います。
高校の入学が近かった次男は早期の復帰を希望しましたのでスポーツ整形の医師の診断に同意しました。
それでも復帰に半年かかりました。
ウチの息子はその時点でサッカー中心の生活になっていたのは確かで、それが良いとか悪いとかではないのですが、関節部位は将来後遺症の出やすいところですので中学生でそういう判断で良かったかと問われれば返答が難しいですし結果的にははまだ先にならないとわからないでしょう。
このブログを読んでくださってる方全員に押し付けるつもりはありません。
ただ私達家族は次男の考えを尊重し、親も納得しての判断でした。
怪我でも完治する怪我と一生付き合っていかなくてはならない完治しきらない怪我があるのが現実です。
判断を誤ればサッカーだけでなく日常生活にも影響が出てくる事もありますので、医師の選択、治療方針の選択が重要になると思います。
正しい判断の出来ない子供ですから常日頃から子供としっかりとコミュニケーションをとり、コーチと連携してケアしてあげられれば良いと思います。
本人が望む事と周りが望む事は必ずしも一致しない事がありますから。
重い話になってしまったかもしれませんが怪我をしない身体づくりとコンディション見極めによるトレーニングの量と質、アラグランデのスタッフは良く観て指導してくれてると思います。
ですがそれでも怪我は起きるでしょう。
親としてはそういう部分も覚悟して子供やチームを見守って行けたら良いなと私は思ってます。
我々にはコーチを含めたクラブを選ぶ決定権、医師を選ぶ決定権があります。
審判を選ぶ決定権はありませんよ。それは選んだチームにくっついてくるもので人工芝のゴムチップみたいなもんです。
ちなみに今私が次男と同じ怪我をしたら、大雑把ですが日常生活に戻ることを優先して医師を選びたいと思ってます。歳が歳ですし激しい運動が出来なくなっても老後にグルグルグルグルグル○○ミンにお世話になりたく無いですから。


0 件のコメント:

コメントを投稿